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技能実習生にパワハラ労災認定

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大変残念な報道がありました。

技能実習生として来日し建設会社で勤務していたカンボジア人の男性が、暴言を含むパワーハラスメントを受けて鬱病を発症し、労働基準監督署が労災認定しました。

<産経新聞:2017年9月12日>
「アホ」「死ね」パワハラで鬱病、34歳カンボジア人を労災認定 立川労基署

今日たまたまNHKの番組を見ていて、上記リンクと同じような話をしている技能実習生のインタビューVTRが流れたのですが、おそらくこの方の事ではないかと思います。非常に辛そうな表情で、今にも涙を流しそうに見受けられました。

建設現場の技能実習生は現場が大きくない場合、1人しかいない事もありますので、なおさらこのような事は表面化しづらく、雑談で気を紛らわせられる同じ国の友人もおらず、最終的にこのような事になってしまったのではないかと思います。さらに、この方は業務中に指を切断してしまったにもかかわらず、お金の為にわざとやったと決めつけられたそうです。

このような現場は本当に珍しいケースだと信じたいですが、建設業は日本人が集まらず、2020年のオリンピックを控えもっと人が必要な状況です。このような中、頼れるのは外国人の方であり、実質的に労働力として外国人が来てくれているにもかかわらず、このような事が起こるのは日本人として大変残念に思います。

インドネシア人の友人が監理団体の通訳として勤めており、建設業の実習実施者が多いようです。現場が点在し、さらに現場が変わる事もしばしばである中、各地を飛び回って技能実習生をサポートしている姿を見ると、改めてサポート体制の充実というのは、非常に大きなテーマなのだなと思いました。

日本人の間で多くなってきているハラスメントが、技能実習生、外国人に対しても行われるようになってきた事を感じさせられました。外国人労働者、技能実習生はこれから確実に増えていきます。言葉が通じず、環境や文化が異なる中で育ち生活してきた人達と一緒に働くためには、日本人だけでやっていた方法ではうまくいきません。

外国人の方を受け入れるにあたっては、変えていかなければならない部分や、新しく対応すべき事が発生します。まず重視すべきはコミュニケーションを様々な方法で試みる事ですが、自社で対応しきれない様であれば、外部の力も借りながら対応していき、労働環境を整備していく事が求められます。

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