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介護技能実習生、6カ月勤務で日本人と同等の扱いに

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11月からいよいよ始まる介護分野での技能実習生受入れ。開始目前ではあるものの、なかなか詳細がはっきりせずやきもきしている方も少なくないのではないでしょうか。そんな中、社会保障審議会で技能実習生に対する対応について話し合いが行われたようです。

【朝日新聞:2017年9月7日】
介護の技能実習生、就労6カ月で「正規」と同等に

ただでさえ人手が足りず確保に苦労しており、とはいえそこに多くのお金を割けない中で、この配置基準に関する判断はとても注目度の高い内容です。

今回、社会保障審議会において下記の話があったようです。
・6カ月たった段階で正規の職員とみなす
・働き始める時点で、「日本語能力試験N2程度」の「日常会話やニュースを自然に近いスピードで理解できる」語学力があれば、すぐに正規職員と同じ扱いにする
・施設ごとに最大で、介護職員の常勤職員と同じ人数を受け入れられる。

日本語能力試験N4程度のレベルで来日し、2か月事前研修があるにせよそこで飛躍的な日本語能力が伸びるとは考えにくいので、6カ月経過時でもそこまで日本語が堪能と言えるまで上達する人はほとんどいないでしょう。

インドネシアに関しては、日本語学科で日本語を専門的に学んでいる学生であっても、卒業要件として設定されているのがN3が一般的です。つまり、4年間勉強をしてもそのレベルに行くのも簡単ではありません。卒業時にN2を取得している人の割合はかなり少ないです。

技能実習生として来日する人の多くは、高校を卒業したばかりで日本語をいちから勉強している人もいるでしょう。そもそもN4レベルになる事も簡単ではなく、仕事をしながら日本語の勉強をするのは非常に大変です。EPAで来日する人達は大卒者で能力が高い人が多いので、日本語の上達は早いかもしれませんが、彼らに比べると能力が伸びるのに時間がかかる可能性が高いと考えられます。何より本人の学習意欲が一番重要でしょう。

いずれにしても、介護分野に関しては対人業務が含まれるので、どうしても日本語コミュニケーションのできる、できないはとても重要な内容です。送出し機関、監理団体、実習実施者が他の業種に比べて日本語教育に力を入れなければならない、というのは間違いありません。しかし、多忙な中その時間と潤沢ではない資金でお金をかけていくのは簡単な事ではないでしょう。

蓋を開けてみなければわからない事だらけではありますが、要件として求められたらそれはクリアしなければなりません。「すかSUKI」は日本語学習者のお手伝いをしておりますので、来日前にもっと力になれるような活動を展開していきたいと思います。

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