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介護インターンシップに関するアンケート(インドネシア)

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恒常的な人材不足になっている日本。

コンビニに行けば留学生アルバイトが流暢な日本語で、レジに並んだ客をスピーディーに対応し、工場や漁業等では技能実習生が産業を支え、介護施設ではEPAで来日した介護福祉士試験合格者、候補者が入居者の世話をしています。

気がつけばあちらこちらで当たり前のように外国人が働いており、それが当たり前の日常となってきている気がします。違和感を感じている日本人、これにより不便を感じている人はあまりいないのではないでしょうか?

客として目で見える小売や飲食業以外は実際どうなのか?を知るためにも宅配業流通センターの夜勤アルバイトをしてみたのですが、話に聞く通りそこでは多くの外国人留学生が働いており、日本人の便利な生活は彼ら無しには成り立たない現状を目の当たりに致しました。

外国人の受入れは着々と拡大しており、便利さをできる限り維持していくのであれば、やはり外国人の方の力を借りざるを得ない…と身を持って実感した次第です。

さらに上記方法以外での外国人受入れの形として「インターンシップ」があり、実際に運用を始めているケースが増えてきています。

インターンシップの意味はwikipediaでは下記のように書かれています。
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インターンシップ(英: internship)とは、特定の職の経験を積むために、企業や組織において労働に従事している期間のこと[1]。 商人・職人のための徒弟制度と似ているが[2]、標準化や監査などはされていないため、指すところの内容は様々である[3][4]。略称として、インターンとも呼ばれる。
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(上記線内抜粋)

このインターンシップは労働なのか、就労体験なのか、有給なのか無給なのか等様々な運用方法があります。日本人学生に対するインターンシップには1日のみという学生との接点づくりを目的とするものもありますが、外国人の場合わざわざ日本に来てもらう必要がありますので、そこまで短期的なものだと実施する意味がありません。

インドネシアの大学から話を聞きますと、最近日本でのインターンシップの機会が増えているそうで、学生時代に日本に行き生活を体験する事は非常に有意義だと思います。今のところ話を聞いていて多いのはホテル業です。外国人観光客が増え、インドネシア語はもちろん英語の通訳ができるインドネシア人学生インターンシップがいると、ホテル側も助かるのでしょう。

すかSUKI」の活動をしている事もあり、インドネシアに関するお問い合わせをいただく事もございます。その中の一つに「インターシップ」があります。人手不足が確実核深刻な介護においても最近実施を検討するところが増えております。

その為、今後お問い合わせをいただいた際により迅速な対応をする為にも、大学や学生が介護インターンシップについてどう考えているのかが気になったため、自主的にアンケートを実施してみました。下記に結果を簡単にご紹介したいと思います。

【介護インターンシップに関するアンケート(2017年3月実施)】
○現状既に導入しているインターンシップ
・ホテル
 期間:3か月、6か月、1 年
 自己負担額:無し、約5万円、約15万円
 単位認定:無し、あり
・工場
 期間:1 か月
 自己負担:約10 万円
 単位認定:無し

○今後インターンシップ実施を希望する業界
・旅行、観光 ・幼稚園、小学校 ・図書館 ・新聞会社 ・家庭教師 ・一般企業・日本語学校 ・通訳翻訳企業 ・研究所

○インターンシップ実施にかかわる懸念事項
・ヒジャブ着用を認めてくれるか
・ハラルの食事が確保されるか
・生活費の支給について
・アカデミック内容を伴うインターンシップか
・可能であれば大学も一度現場の確認をしたい 等

上記は結果の一部ですが、インターンシップの内容をみると様々なプログラムを実施している事がうかがえます。

経済成長中とはいえ、まだまだ経済的な格差は大きく、自己負担が大きいインターンシッププログラムには優秀な学生が集まりにくいです。

主に日本語学科を対象としたアンケートなため、日本語を使う機会が多いプログラムが期待されいるというのがわかります。しかし、日本の状況を考えるとただでさえ多忙な中、ビジネス日本語がほぼわからない外国人に対する丁寧なプログラムを準備するのは難しいでしょう。

その為オフィス業務でのインターンシップの場合は、イノベーションの機会、多様性の推進、マーケティング等外国人を受け入れる別の目的がある場合、あるいは英語等日本語以外のコミュニケーションが可能な職場でなければなかなか導入は難しいと思われます。

機会は頑張って探したいと思いますが、ニーズと日本の現状にギャップがある事はインドネシアの先生方にお伝えしていくしかありません。学生にはとにかく日本語学習を頑張ってくださいとしか言えません。

今後外国人(インドネシア)学生インターンシッププログラム導入を検討されている企業様がございましたら、実施に当たり私がお力になれるかどうかわかりませんが、まずはお気軽にご連絡いただければと思います。

企業様の目的を達成するためにも、インドネシア人学生に日本へ行く機会を創出する為にも、何かお力になれる事がありましたら幸いです。

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