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インターンシップの下限日数を短縮の方向へ

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私が大学を卒業した10数年前は、インターンシップという言葉自体聞いた記憶がほとんどありませんでした。そのような中で大学3年の夏頃になると大学から就職活動についての案内があり、最初に大学での説明会、適性テストを受けた記憶がかすかにあります。

当時はまだウェブサイトが無かったと思うので、厚い冊子を配られどうやって会社選ぶんだろうと思った事を覚えています。結局、数社エントリーして説明会にすら足を運ばず、就職せずフリーターになったわけですが…

時代は変わり、今はインターンシップに参加していないと就職に不利になる、留学もありきたりになってきて就職活動でのアピールとしてのインパクトが無くなってきていると言われています。

昨日インターンシップについての報道がありました。

<日本経済新聞:2016年8月29日>
インターン、日数短く 最低5日間を3日間に 経団連検討 学生参加しやすく

もともと最低5日の期間としていたインターンシップを、最低3日に短縮。企業の実施回数を増やす事で、学生が参加しやすい環境を作るという趣旨のようです。

学生が参加しやすくなる → 多くの学生が参加する → アピールポイントの差別化は難しい → じゃあ更に何をすればいいの?

という流れになる気がします、いつか1日からになるのでしょうか?

採用側の負担も大きいです。回数を増やす事で人も時間もお金も増える可能性がりますし、手間もかかるでしょう。人員を割ける大きい会社の方が学生を集めやすい、「集客」しやすい状況になるという事です。

新卒に限らず中途であっても3日や5日会社にいる事で、どれほど仕事や会社の事がわかるか疑問です。もちろんそこで出会った先輩社員との付き合いが続き、影響を受ける事もあるかもしれませんが、それはあくまでも人であって、会社ではありません。

複数の会社で勤務した経験から、実際のところ入社してみないと自分に合う会社なのか、やりたい事ができる会社なのかはわからないと思います。インターンシップで行った時の会社の対応は「お客様」です。本当のところはわからないですし、見せず伝えずがほとんどでしょう。

実際に行きたい会社でできるかどうかはわかりませんが、気になる業界や仕事があるのであれば、実際に働いてみて肌感覚で判断した方が大きな失敗は無いのではないでしょうか。以前個人的に書いていたブログでそのような事を書きました。「ブラック企業かどうかを判断する方法」。

このインターンシップに関する議論は、横並びで展開する新卒一括採用のスケジュールによる影響が大きいです。もっと自由に新卒採用を実施できるのであれば、このような日数を規定する必要はないでしょう。小規模の会社は自由にやっていますが、知名度の低さから希望者が集まらない会社もあるでしょう。

新卒で就職をしなくても、いろいろな可能性が広がる環境になればと思いますが、まだまだその道は遠いかもしれないですね。

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