2016年1月~6月にかけての難民認定申請内容についての報道がありました。
<朝日新聞:2016年8月11日>
難民申請、大幅増加5011人 今年上期 認定4人のみ
昨年は1年間で7,586人の申請だったようですが、今年は上半期のみで既に5,011人となっており、過去最多だった去年を上回るペースで申請が増えているようです。このままでいくと1万人ほどになりそうですね。記事にもありますように、残念ながらインドネシアからの申請が急増しているようです。これは確実にビザなしで日本に来られるようになった事が理由だと考えられます。
この上半期で実際に難民として認定されたのはわずかに4人だけ。日本はそもそも難民受入に否定的な考えを持っているというのもありますが、そもそも実際に制度の趣旨にのっとり難民認定の目的で申請している人はどれほどいるのでしょうか。
せっかくビザ緩和により日本に来やすくなっているものの、このような状況が続いていくのであればまたビザ基準を厳しくする事に繋がりかねません。
その国の人の旅行以外の留学や就労ビザの審査基準にも影響する可能性もありますので、制度の趣旨や目的の周知が不十分、あるいはその他に理由があるのであれば、不必要な申請が無くなるよう対応をしていただきたいと思います。