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「働き方の未来2035:一人ひとりが輝くために」懇談会

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厚生労働省ではいろいろな審議会が設けられていますが、「政策統括官(労働担当)が実施する検討会等」と分類されているものの中に、『「働き方の未来2035:一人ひとりが輝くために」懇談会』というものがあるのを知りました。

<厚生労働省>
「働き方の未来2035:一人ひとりが輝くために」懇談会

どのような趣旨で開催するのか、開催要項に記載があります。
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第1条
グローバル化や少子高齢化の急速な進行、IoTやAI等の技術革新の進展により、産業構造・就業構造や経済社会システムの大きな 変化が予想される中で、個人の価値観の多様化が進んでいる。こうした中、女性も男性も、お年寄りも若者も、一度失敗を経験した方も、障害や難病のある方も、すべての方が能力を最大限に発揮し誰もが活躍できる社会を実現し、個人の豊かさや幸せを向上させる必要がある。同時に、生産性・企業価値の向上を通じた持続的で豊かな経済成長を可能とすることが求められている。
 そのためには、2035 年を見据え、一人ひとりの事情に応じた多様な働き方が可能となるような社会への変革を目指し、これまでの延長線上にない検討が必要である。
 上記の検討を行うため、「働き方の未来 2035:一人ひとりが輝くために」
懇談会(以下「懇談会」という。)を開催する。
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(引用終了)

 

また、この懇談会ページに安倍総理大臣の施政方針演説で発表された内容が掲載されている事から、国として積極的に取り組んでいく方針がうかがえます。(斜め文字は施政方針演説にある下線強調部分の引用)

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・イノベーションによって新しい付加価値を生み出し、持続的な成長を確保する。「より 安く」ではなく、「より良い」に挑戦する、イノベーション型の経済成長へと転換しなけれ ばなりません。

・イノベーションを次々と生み出す社会へと変革する。その鍵は多様性であります。三人寄れば文殊の知恵。多様性の中から、新たなアイデアが生まれ、イノベーションが起こる。「一億総活躍」は、そうした新しい経済社会システムを創る「挑戦」であります。
・女性も男性も、お年寄りも若者も、一度失敗を経験した人も、障害や難病のある人も、誰もが活躍できる社会。その多様性の中から、新たなアイデアが生まれ、イノベーションが湧き起こるはずです。
・最も重要な課題は、一人ひとりの事情に応じた、多様な働き方が可能な社会への変革。そして、ワーク・ライフ・バランスの確保であります。
・労働時間に画一的な枠をはめる、従来の労働制度、社会の発想を大きく改めていかなければなりません。
・更に、本年取りまとめる「ニッポン一億総活躍プラン」では、同一労働同一賃金の実現に踏み込む考えであります。
・仕事をしながら子育てできる。そういう社会にしなければなりません。
・子どもたちの未来が、家庭の経済事情によって左右されるようなことがあってはなりません。
・日本の未来。それは、子どもたちであります。子どもたちの誰もが、頑張れば、大きな夢を紡いでいくことができる。そうした社会を、皆さん、共に創り上げていこうではありませんか。
・日本が、これからも、力強く成長を続ける。その成否は、イノベーションにかかっています。
・人工知能、ロボット、IoT、宇宙など、次世代を切り拓く挑戦的な研究を支援し、大胆な規制改革によって新しい可能性を開花させてまいります。
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(引用終了)

既に実施された会や今後実施される会の議題を見ると、「AIの技術革新の進展による社会への影響について」、「未来予測2016-2030~ライフ・イノベーション~」、「テレワークの現状と個人の状況に合わせた未来の働き方」、「労働法制の基礎にあるものと将来への視点」、「2035年に向けて何をすべきか」といったテーマが記載されています。

これらを見ると、既に先行的に取り組んでいる企業の事例をヒアリングし現在の法律を確認しながら、今後多様な働き方を認めていくためには、どのような事例があり、ニーズがあるのか。またそのためにどのような法整備を進めていく必要があるのかについて話し合いが行われている事がわかります。

柔軟な働き方を導入したいものの、現在の法律を守ると実施しづらいので断念したというケースは実際に耳にします。企業や労働者、お互いにとって良い環境がもっと広がっていくよう、話合いだけで終わらずに懇談会の報告が将来役に立つ事を願います。

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