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平成27年(2015年)国勢調査 抽出速報結果

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昨年実施された国勢調査の抽出速報結果が発表されています。

<総務省統計局>
平成27年国勢調査

内容からいくつかの項目をピックアップしてみてみたいと思います。

○総人口に占める65歳以上人口の割合は23.0%から26.7%に上昇
5年前の前回調査から3.7%上昇し、ついに国勢調査の結果として初めて65歳以上の人口割合が25%を超えました。この数字を改めて見ると高齢化は確実に進んでいる事を実感します。

○65歳以上人口の割合は世界で最も高い水準
他の先進国を見ると、イタリアは22.4%でドイツが21.2%となっています。どの国も発展していくと少産少死の段階になっていき少子高齢化は進みます。世界で見てもトップランナーの日本の対策や状況にいっそう注目が集まるでしょう。

○女性の労働力率は、25~29歳で比較可能な昭和25年以降初めて8割超
私が社会保険労務士試験を受けた平成17年。この女性の労働力率は「M字カーブ」を描いており、子育てにより30才前後の女性の労働力率は減少する。そして、出産年齢が高くなってきている事で「M字カーブ」が右の方に移動してきている。と勉強した記憶があります。
しかし、資料を見るとだいぶM字のくぼみが小さくなってきており、現在ではM字と言われてもそうは見えない形状になっています。今はどのように習っているんでしょうね…

この内容は少子化にもつながる話です。結婚しない、あるいは結婚しないで仕事を続けているため、女性の労働力率が上がっています。

女性の労働力率が高まること自体は悪い事ではありませんし、それだけ女性が働いて活躍する環境ができているわけです。後はこの数字を保ちつつ、子育てをしながらも働き続けているというものになれば、同じ割合であっても意味が異なりより歓迎されるものになるはずです。

○「医療,福祉」に従事する者の割合は平成22年に引き続き上昇
「医療、福祉」の分野で働く人は12.2%で、前回調査より約2%増加しています。平成12年の調査結果を見ると6.8%でしたから上昇傾向なのがわかりますし、確実に今後も増えていくでしょう。

○65歳以上男性の5人に1人,65歳以上女性の5人に1人が一人暮らし
65歳以上の単独世帯は562万6千人で、65歳以上の中で16.8%を占めています。また、老人ホーム等「社会施設の入所者」は168万5千人となり、前回調査と比較して約1.4倍になったそうです。今までの結果を見ると、ほとんどの内容でパーセンテージが増えてますし、高齢者が増加していく以上、もっと多くを占めていく事は確実ですから、単身世帯の高齢者に対する地域サポートがいっそう求められます。

一方、65歳でもまだまだ元気で勤労意欲が高い人もたくさんいるはずです。そのような人が仕事であるいはボランティアで活躍できる環境をもっと作っていく必要があるように思います。

社会保険労務士業務に直接的にかかわる内容ではありませんが、雇用や社会保障に反映されてくる内容ですのでこのような内容を知り、自分なりに今後を考えていかなければならないと改めて感じました。

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